地域に根ざすデジタル・アイデンティティ「.kyoto」
ICANN アジア太平洋地域 バイスプレジデント ジアロン・ロウ氏は次のように語った
(2018年10月12日 αステーション α-MORNING GOLD 「BOSS THE GOLD」より)
- インターネットが日常生活の重要な一部となった現在,「デジタルソサエティ」をどう振興していくか,という議論が世界中で行われています。コミュニティ同士がネット上で繋がるだけでなく,オンライン・コミュニティがきちんと機能し,社会参加し,繁栄していくためです。.kyotoのような地名TLDはデジタル・アイデンティティであり,デジタルソサエティの枠組みを支えるものだと思っています。
- 過去,我々がオンラインに繋がるということは,すなわちグローバルなインターネットに出ていくことだとイメージしていました。しかし今は,むしろインターネットをローカルな自分たちのところに持ってくる,というイメージもできると思います。ローカルなオンラインの場を持つことでそれが実現し,より多くの地元の人がネットに繋がるのです。
-
.kyotoは,そういう繋がりの中で重要な働きをしていると思います。.kyotoは京都の人々のプラットフォームとして,京都に関するWebサイトにアクセスするアドレスとしてだけでなく,京都に関するコンテンツが創造される場になれるのではないでしょうか。京都について世界に知らせたいことは,たくさんありますよね。今後ますます,「.kyotoは京都に関する情報が集まる場所だ」と世界の人々が認知してくれるのではないかと考えています。