京都府より唯一の支持を得て地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」の管理運営事業者(レジストリ)を務める京都情報大学院大学(KCGI)サイバー京都研究所が2015年6月1日,京都府精華町・木津川市にある府の学術研究施設「けいはんなオープンイノベーションセンター」(KICK)にオープンしました。「.kyoto」の運営・研究のほか,eラーニングを使って世界の大学との連携教育を推進する「オープン大学京都」構築に向けた取り組みを進めます。
京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院(KCG)などのKCGグループは,サイバー京都研究所の開設を記念し,7月19日(日)にKCG京都駅前校コンサートホールで,コンサート「バスーンとチェロの調べ」の開催を計画しています。
サイバー京都研究所は2014年9月,府から同センター拠点研究活用計画として第1号認定を受けています。また2015年5月26日には,京都情報大学院大学と京都府との間で,「.kyoto」を使った京都ブランドの発信強化などを盛り込んだ連携・協力に関する包括協定を締結しました。
サイバー京都研究所は「.kyoto」運用にあたり,優先登録プログラムのファウンダーズプログラム(ドメイン名を最大20個まで先行予約・取得可能)として創世メンバーを募集,2015年6月1日に茶道 裏千家様の「urasenke.kyoto」が第1号登録してサイバースペースにデビューし,今後も京都に拠点を置く企業団体が相次いで登録の準備を進めています。ファウンダーズプログラムは今年11月30日までです。その後の販売プログラムは,インターネット上で使用されるドメインの管理をする米国の非営利団体ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)の規定に基づき,10月から「サンライズⅠ」(英数字とハイフンで商標登録している文字列が対象),12月から公的・公益機関優先登録および「サンライズⅡ」(商標登録している文字列が対象),2016年1月から「ランドラッシュ」(プレミアム価格での販売),同2月から一般登録,というスケジュールになっています。