「京都」の地名を冠した地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」のレジストリ(管理運営者)を務める京都情報大学院大学(KCGI)サイバー京都研究所は2017年6月16日(金),17日(土)の両日,KCGI京都駅前サテライトで,「【ドット京都】初歩のSEO(Search Engine Optimization)対策セミナー」(京都府,京都市,京都商工会議所,京都経済同友会,京都工業会,京都府商工会連合会,京都府中小企業団体中央会,京都産業21,京都高度技術研究所,京都府情報産業協会,KBS京都,京都新聞後援)シリーズの最終第3セッションを開催しました(両日とも同じ内容)。最終回のテーマは「内部SEO対策」「外部SEO対策」で,セミナーを共催するアイマトリックス株式会社の前田悠希さんが講師を務めました。
前田さんはSEO対策の基本として,ユーザに配慮した分かりやすい構造に興味を引くコンテンツを作ったうえで,評価項目に対する根気強い対策を継続する必要があると指摘。外部SEO対策としては,外部のウェブサイトにリンクを貼ってもらうことで評価を高められるとしました。ただ,リンクだけを貼るサイトが流行したため,Googleはこれらにペナルティを科すペンギンアップデートを2012年に実施したと説明しました。内部SEO対策では,Googleにはサイトを評価するためにインターネットを巡回する「クローラ」という仕組みがあると紹介,200以上ある評価項目のうち「適切なページタイトルをつける」「メタディスクリプションを最適化する」「見出しタグを最適化する」「サイトマップをウェブサイトに表示する」「パンくずリストを設定する」が重要とし,Sitemap.xmlファイルを作成してGoogle側に送りクローラを誘導することや,分かりやすいURLづくりに努めるべきだとしました。参加者からは「SEO対策は検索順位を上げるためのものだが,逆に順位を下げる手法はないのか」といった質問や,サイバー京都研究所が主催する今後のセミナーの開催について期待する声が出されました。
KCGIサイバー京都研究所「【ドット京都】初歩のSEO対策セミナー」は,「SEO対策」「アクセス状況分析」がテーマの第1セッション=4月21日(金)と22日(土),「キーワード分析」がテーマの第2セッション=5月19日(金)と20日(土)と今回の第3セッションで,すべての日程を終えました。