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お知らせ

2025年度第1回SIG Japanセミナー開催のお知らせ

2025年04月28日

インターネット・ガバナンスについて考える「SIG(Schools on Internet Governance) Japan」の2025年度第1回セミナーが5月29日(木),京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで開催されます。インターネットと公共政策に関するキャパシティビルディング(能力構築・向上)の一環として,米・ニューヨークからTikTok Global Head of Youth and Safety PolicyのEmma Leiken氏を講師に迎え,「メディア・リテラシーと青少年の安心・安全」と題し,青少年のテクノロジー利用や青少年を守るためのポリシー,社会的責任ある技術開発などについて,グローバルな視点から講演していただきます。インターネット・公共政策・デジタルリテラシーに関心のある方ならどなたでも無料でご参加いただけます。下記URLのフォームからお申し込みください。

セミナーには,KCGIサイバー京都研究所(CKL)が協力します。CKLは,安心・安全なインターネット環境の実現を掲げ,青少年のエンパワメントや社会貢献活動を積極的に行っています。さらに,KCGIは「.kyoto」という地理的トップレベルドメイン(gTLD)のレジストリ事業者として,地域に根差した安心安全なインターネット空間の構築にも取り組んでいます。SIG Japanは,CKLが活動をサポートしています。

本セミナーは総務省と関連団体・企業が推進する官民連携プロジェクト「デジタル・ポジティブ・アクション」に賛同しています。このプロジェクトは,インターネットやSNS利用におけるリテラシー向上を目指すものであり,KCGIは日本初のIT専門職大学院としてそのビジョンに共鳴し,若い世代が安心・安全にSNSを利用できるよう,倫理的な視点から情報環境を整えることを目的に本セミナーを開催します。

【2025年度第1回SIG Japanセミナー概要】

講師プロフィール:
Emma Leiken
青少年のオンライン上の安全とメディア・リテラシーに取り組む,分野横断的なテクノロジー政策リーダー。現在,ニューヨークを拠点に,TikTokのTrust and Safety部門でGlobal Youth Safety and Wellbeing Policyチームを率いている。
以前は,Omidyar Networkで青少年の安全とテクノロジー政策に関する取り組みを主導。そこで,責任あるテクノロジーの設計,政策,アドボカシーに取り組む若者リーダーを支援するため,15の出資者による数百万ドル規模のプール型基金「Responsible Technology Youth Power Fund」を共同設立した。
オーバリン・カレッジで宗教学の学士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でテクノロジーに焦点を当てた国際開発学の修士号を取得。
現在,Cyber Collectiveの理事,Center for Intimacy Justiceの諮問委員,またカリフォルニア大学バークレー校の2023–2024年度 非常駐テクノロジー政策フェローも務めている。